外科系の中でも特殊な美容外科の求人と募集傾向

クリニックの求人が大半を占める美容外科


“美容”外科ですから、この分野の診療はそのほとんどが保険のきかない自由診療となります。
人材を必要としているのは当然クリニックであり、求人もクリニックが中心です。
数という点で見れば、この分野の医師の確保を考えるクリニックはそれなりの数があると考えてもいいでしょう。
ただ、近年ではその数も頭打ちであり、これからどのように変化していくのかは見えない状況でもあります。

美容に関心を持つ人の年齢層も広がり、また、性別も限定されなくなってきているためクリニックの利用者は増えてはいるのですが、患者の集まるクリニックが限定され格差が生じている点が、募集案件数の頭打ちの原因になっていると推測されます。
また、都市部に美容系クリニックが集中し、そのようなエリアではすでに飽和状態に陥っていることも原因の一つとして指摘されているところです。

このようなことから、この分野への一般人による需要は未だ高い水準を保っているものの、そのような世間の流れとは一線を画し、美容外科医に対する需要はさほど増えてはいないと考えることができるでしょう。

他の診療科目とは異なる募集傾向とは


美容系外科医は、他の診療科目の専門医とは異なる能力を求められることが多々あります。
その一つが、コミュニケーション能力です。
外科系の他の分野でも外来を担当する機会は多く患者とのコミュニケーションを上手にこなす必要がありますが、美容系クリニックで働く場合には、それが治療や施術の結果に大きく影響し、また、他の疾患とは異なり正解が無い、あるいは見出しにくい分野でもあるため、より高いコミュニケーション能力を各医療施設が求めている傾向があるのです。

自由診療が中心の美容系クリニックからの募集案件が多いことから、報酬額は非常に高い傾向もあります。
外科系の勤務医であれば2,000万円程度が相場の上限となりますが、クリニックに勤める美容系外科医の報酬は3,000万円を超えることも珍しくなく、その額は桁違いと言ってもいいでしょう。
ここに魅力を感じ、形成外科分野から美容の分野へと転科する医師も少なくはありません。

一方で、他の診療科目よりも、転職する医師に対して厳しい条件をつけるケースが目立ちます。
経験年数やスキルなどに関する条件ですが、一定をクリアしないと採用しないとするクリニックが大半であるため、良い条件を提示する医療施設への転職には高いハードルがあることも知っておきましょう。